美術館めぐり (9)
 「フェルメール展」
   -上野の森美術館

        (2018年10月5日~2019年2月3日)


 上記のフェルメール展に行ってきました。

 昨年のことですが、この時に買ってきたミニチュア版の 『牛乳を注ぐ女』 『男とワインを飲む女』 の2点をこの時、記念に買ってきました。
(私は美術館に行くと、たいていその展覧会のミニチュア版を衝動買いのような形で買ってきて、施設の玄関付近や廊下などに飾ったりします)

 その時は とりあえず私の執務室に並べて置いておいたところ、職員の人から、どうぞ理事長の解説をつけて、特養の広い廊下に飾って欲しいと言われました。
 その当時は忙しくて、放置したまま この連休まで手をつけないでいました。ようやく、簡単な題名をつけて廊下の壁に飾ることにしました。


 『牛乳を注ぐ女』
  ※フェルメール オランダ アムステルダム国立美術館 所蔵

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    *絵を1回、2回 クリックすると 大きくなります。

〈良く見て欲しいところ〉 
 
 この女性は一家の主婦ではなく、家事をするメイドです。 フェルメールはこのような〝なんでもない〟日常の一コマの絵を描きました。

メイドは何をしているのでしょう?

 この家の家族が食べ残して、硬くなってしまったパンを小さく砕いて、牛乳と一緒に煮込んで食べるための作業をしています。そのために鍋に牛乳を注いでいるところなのです。

 このように一般の家では食べ物を大切にしていたのです。
昔 私が小さい頃、ご飯が余ると、祖母が味噌をつけて焼きおにぎりを作って、おやつがわりに子供に食べさせたものでした。

 この絵には古い時代の清謐(せいひつ:主に厳かな環境や雰囲気に対して使う言葉)な美しさがあると思います。




 『男とワインを飲む女』 
   ※フェルメール ベルリン国立美術館 所蔵

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     *絵を1回、2回 クリックすると 大きくなります。

〈良く見て欲しいところ〉 

 西洋の絵には なんらかの寓意 (ぐうい:他の物事に仮託してある意味を表すこと)を込めたものがあります。 この絵の場合は、アルコールは誘惑であり、ガラスの絵は節制を意味しています。 この絵の寓意は「誘惑と節制」です。

 絵の内容は、若い娘さんに男がワインを飲ませています。娘さんは先につがれたワインを飲みほしています。すると男はワインボトルに手をやって、さらに飲ませようとしています。 
ワインは〝誘惑〟です。よく見えませんが窓ガラスに描かれた絵は、〝節制〟を表しているそうです。
 若い娘さんは、男の誘惑にのっているように見えます。それを窓ガラスの絵(節制)は、押しとどめようとしているのでしょう。

   
 フェルメールはこんな絵も描いているのですね。

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美術館めぐり(8)
 「奇想の系譜展」
    ― 上野 東京都美術館


 前回に続いて「理事長ブログ」を書きます。
 (今後は、週2回くらいに継続していきたいと思います。)

 
 先日、出張で東京へ行って時間があったので、上野公園に行ってみました。(私は、東京に行って時間があると、いつも上野公園に行きます)

 その時(3月22日)、桜はまだ咲いていませんでしたが、東京都美術館で標題のような展示があったので入ってみました。

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   現在展示の広告板です

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   上野公園の入り口には 各美術館の特別展などの表示があります
  (この界隈には美術館、博物館は5ヶ所あります)


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   これは この界隈の地図です
  
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   予告広告板です

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   予告広告板です
 
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   予告広告板です

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   予告広告板です

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   国立西洋美術館の入口です

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   上野公園へ行く大通りです

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   3月22日現在 桜はまだ咲いていませんでした

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   露店の植木屋さんです (ここはもう 春がすべて来ています)
 
   
 東京都美術館に入ると案に相違して、今までに経験したことが無いほどの大混雑でした。
(この混雑ぶりを写真に撮ったのですが、肝心の場面が写っていませんでした)

 特にポピュラーなものではないと思われるのに、なんで、これがこんなに大盛況なのか、私にはわかりません。
 ともかく、大混雑でした。

 内容的に、私がつたない説明をするより、ネットから引用してご覧にいれます。
  https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_kisounokeifu.html



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 秋 美術館めぐり(7)

 先日、なかなか行けずに たまっていた美術館めぐりを4ヶ所も行って来ました。

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   入口の看板
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   雨の東京国立博物館

  3
   入口の看板
  4
   ボルドーワインたくさん売っていました

 【東京】
   ・ クレオパトラとエジプトの王妃展
    (東京国立博物館)
      5

   ・ ボルドー展
    (国立西洋美術館)
      6


 【新潟】
   ・ 英国の夢 ラファエル前派展
    (新潟市美術館)
      7

   ・ 春の院展
    (新潟三越)
   8

 これからの予定として、
 【新潟】
   ・ 京都 醍醐寺展
    (新潟県立万代島美術館)
      13
           
 【東京】
   ・ モネ展
    (東京都美術館)
      9

   ・ 始皇帝と大兵馬俑
    (東京国立博物館)
      10

 【奈良】
   ・ 正倉院展
    (奈良国立博物館)
      11

 があります。
 芸術の秋 あちこち行ってみたいと思っています。


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美術館めぐり(6)
 今 評判の「ルーヴル美術館展」
        国立新美術館



 先日、東京出張の折、六本木まで足を延ばして行って来ました。
 とっても混んでいました。
 ちょうどこの日は、皇太子殿下が、翌日には天皇皇后両陛下がご覧になられたと報道がありました。

  1
   国立新美術館の入口

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   美術館の入口へ

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   券売所

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   美術館内部

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   丸く突き出て2階に喫茶、3階にレストランがあります

  
 有名な絵画がたくさんありましたが、特に今回の目玉はフェルメールの「天文学者」だったようです。
 なにしろ、この絵の前だけ「柵」がしてあって、絵の前に「立ち止まらないでください」と看板が出ていました。

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   「ルーヴル」入口

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   案内ポスター


 実は、このようなことはめったにあるものではありません。私の記憶では、近くは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」が来た時、古くは、やはりレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」が来た時にこのようなことがありました。

 せっかくなので私は記念に「天文学者」の絵のミニチュアを買って来ました。

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   フェルメール「天文学者」のミニ複製画です

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   ルーヴル美術館展のチケット(控)です




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美術館めぐり(5)
  美術の秋 オルセー美術館展



 東京 国立新美術館では10月20日まで「オルセー美術館展」を開催しています。
 連日、満員の盛況とのことです。

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    国立新美術館のガラス張りの外観
 
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   森に囲まれたカフェテラスでコーヒーブレイク
 3

  


 ついでに上野の森美術館で「北斎」、東京都美術館で「女王と女神」も見てきました。
 まさに、美術鑑賞の秋でした。

 

 

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