(こぞことし つらぬくぼうのごときもの)
・・・高浜 虚子(たかはま きょし)

Wikipediaより引用
また高浜虚子の句になってしまいました。
この句は、俳句としてきわめて有名です。
毎年 年末年始になると必ずどこかで掲出(けいしゅつ)されます。
私は、俳句としてではなく「名言至言」としてここに採りました。
従って、季語がどうのこうのということはしません。
毎年 新年に入れ替わる時に、まるで新しいページをめくるがごとく、新年に対して おめでとう と言い、旧年に対して お世話になりました と言います。
このような「慣例」にケチをつけるような言い方になってしまいますが、私は少なからぬ違和感を持っていました。
新年になった(年が改まった)からといって、皆 新しいページをめくって、古いページとは決別できたようなことを言いますが、昨年の借金の額が変わったわけでも、昨年の汚名が雪(そそぐ:除き払うこと)がれたわけでもありません。
また、昨年までの栄誉が失墜したわけでもありません。
すべては継続しているのです。
ページをめくるようなものではなく、太い生きた棒心に貫かれているようにつながっているのです。

京都の北山杉です。年々すくすくとまっすぐに幹が伸びているみごとな杉林です。
私流に言えば、長く伸びていくまっすぐな、例えば杉の木の幹のように、そのまま太く長く成長していくものなのです。
心棒が真ん中に通っていて、その芯が成長していくがごときものなのです。
年末、年初に当ってもこのように気を引き締め、常に過去に責任を持ちつつ、常に将来に希望を馳せることが、この句(フレーズ)の真意だとして、「名言至言」として、ここに紹介します。
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北越農林の手づくりお供え餅

北越農林では、毎年お正月のお供え餅を手づくりのまま、パックなどしないで、素っぴんでお飾りにします。
スーパーなどで買ったお飾り餅は、パックに入っていて、そのまま飾るわけですが、とても味気ない気がします。
少しくらいカビがつこうが、ヒビが割れようが、お正月は素っぴんで、自然のままのお餅を飾りたいものです。
どうです 北越農林のお飾り、立派でしょう(福笑)

本日分 県外へ発送される「お供え餅」の一部です
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好評販売続けて30年 ・・・ 北 越 農 林

株式会社 北越農林は、お米、お酒を販売し、不動産の営業もしています。私が今から33年前に設立しました。
この常陽会の設立の母体となった会社です。
北越農林では、お米の販売部門でお正月用のお餅も年末年始に販売します。
徹底した手づくり餅です。
餅は餅屋さんで、餅屋さんの機械でついてもらいますが、その原料となるもち米は、北越農林が厳選した新潟産「こがねもち」という品種です。
国内で(ということは世界で)最も高い価格のもち米です。
このもち米を手作業で洗って、蒸して、ついて、切って、真空パックと称しているビニール袋に真空の状態でパックして販売します。
全行程が手づくりですから、のす時にはのし板にとり粉をしいて、板状にプレスして、普通のお餅の大きさに切って、8枚づつパックにして売ります。
ですから表面には、とり粉が薄く白くついたままです。

洗った「こがねもち」をたっぷりの水で一晩浸水させます。

高圧蒸気で蒸します。たっぷりと時間をかけ、お米の芯まで熱を通します。

熟練した職人が、もち米の表情を見ながら、打ち水、手返しをし、
コシのあるお餅に仕上げていきます。

つきあがったお餅です。

とり粉のついた木型へうつされ1ウスずつ丁寧にのします。

8切れを1パックにしています。
よくスーパーで販売されている機械づくりのお餅と比較されて、あまりにも手づくりで気が利かなそうな様相をしているので、東京方面のお客様から「販売用のレベルではない」と「文句」を言われたりしました。
しかし、その理由を説明すると、手づくりの良さをわかって下さって、毎年のようにリピートしてくださいます。
今でも、同じ方法で餅を作り、同じ方法で販売しています。
最近では、大手の会社から贈答用としても大量に注文がくることもあります。
北越農林では、いつまでも喜んでくださるお客様がいらっしゃる限り、この素朴な手づくり餅を販売していきたいと思っています。
見た目は「気が利かない」風ですが、社員一同、誇りを持って毎年
お正月用お餅として販売しています。
また、同じようにして手づくりで作った二段重ねの「お供え餅」も好評です。
これも毎年リピートしてくださるお客様がいらっしゃいます。
ありがたいことだと思っています。
みなさんも一度手にして、手づくりの良さを実感してみてください。
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JALカレンダー

私の理事長執務室の壁には、二つのカレンダーがかかっています。
ひとつは、毎年 取引銀行様からいただく 一年12ヶ月の一枚カレンダーです。 もうひとつは、JALカレンダーです。
表題には A WARLD OF BEAUTY 2013
JAPAN AIRLINES
と書かれてありJALマークも書かれてあります。
このカレンダーは、写真のように上部半分は、世界の名勝地の写真と、そこにその国の「美女」(きっとモデルさんでしょう)が一緒になって写っている写真で、下半分は月暦です。
月暦ですから、12枚の写真がとじられていて、毎月、世界の名勝地とそこの国の美女が居ながらにして眺められるというわけです。
私は、旅行が好きですからこのカレンダーが大好きです。
写真はとても綺麗に撮られていますので、最初にこのカレンダーを年末に手にした時、思わず12ヶ月分の写真をみんなめくって眺めてしまいます。
そして、その美しさに(風景も美女も)見とれて、そこに行ったことがあるなら、懐かしく眺めてうっとりとしますし、またそこに行ったことがないならば、今年こそは行ってみたいと、また、これもうっとりと眺めます。
そして、このカレンダーを壁にかかげた後は、毎月毎月めくって出てくるその月の写真をまたうっとりと眺めます。

ですから、私は仕事をする私の執務室にいることが楽しくなります。
今年も正月の来る前に、早くももう壁にかかげてうっとりと眺めています。
来年も良い年でありますようにと願いをこめて眺めています。
どうです? 私は単純でしょ(笑)
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常陽会 通所施設に一流ホテルのおせちを

市内一流ホテルのおせち料理です。 三段重合計25セットご用意してあります。
お正月の元旦、2日、3日 常陽会の通所施設(※後記)においでくださるご利用者様に、おせち料理をお出ししたいと手配しています。
もちろん無料で召し上がっていただきます。
今年のお正月の三箇日はどうぞ常陽会の各通所でごゆるりと
お正月気分を味わって下さい。
職員一同お待ち申し上げております。
※(対象)通所施設
・ ソフィア輝 ショートステイ
・ 江風苑 ショートステイ、リハビリデイサービスセンター
・ リバーサイド輝 デイサービスセンター
・ デイサービスセンター黒埼
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・・・吉川 英治

昔、私たちの少年時代は正月になると凧揚げをしたりして遊びました。
唱歌にもありますよね。
♪ もういくつ寝るとお正月 お正月には凧あげて
こまを回してあそびましょ・・・ ♪
正月の寒空に凧がいくつもいくつも揚がっていた光景を私などは今も思い出します。
凧がいったん空に揚がってしまうと、凧にも「人格」が生じて 遠くから誰が見たとしても、どれがどの子の凧などわからなくなります。
それこそ「良い子、悪い子なかりけり」です。
吉川英治は今月の10日のこのブログで書いた人です。
※ 12月10日付理事長ブログ 『我以外みなわが師なり』・・・吉川英治
その文学や人となりはそこで書いていますので、再度は書きませんが、吉川英治ほどの大家がこの句のように色紙に書くと、彼の人格も思い入れられて、とても味わいのあるものになります。
剣の名人は、太刀のひと振りでわかるし、絵画の名人は線一本で、あるいは色一色でわかるといいます。
この句も吉川英治が好んで色紙に書いたそうです。
何十年も経った今でも、私が覚えていることは、私にとって印象と感銘の残る句です。
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(こうげんれいしょく すくなし じん)
・・・孔 子

『孔子』 Wikipediaより引用
今回は論語の私の好きなフレーズからとりました。
ただ、論語や孔子について説明を始めると長くなってしまいますので、ここでは言葉の意味するものだけにしておきます。
一応、時代的なことを言うと、孔子は紀元前500年位の人ですから、今から2500年前の人が、その当時に言った言葉で、その言葉が今に伝わっているということは、この言葉が当時にしても「名言至言」であったということだと思います。
そしてこの言葉は、現代にも通ずる言葉だと私は考えますから、あえてこのブログで書くということです。
「巧言(こうげん)」というのは、「言葉巧み(に言い寄って・・・)」というような使い方を今もしますが、まさにその意味です。
「令色(れいしょく)」というのは、論語の中にある言葉で、今風に言えば「媚びるような表情」をするとこです。
一応、広辞苑に当ると「他人に気に入るように顔色を良くし飾ること」とあります。
「鮮なし(すくなし)」は良く使う「少し」よりも、もっと少なくて「はなはだ少ない」「ほとんど無い」というものです。
「仁(じん)」は、孔子独特の世界にある言葉と理解するのが正しいかと思いますが、これも一応 広辞苑に当ってみますと、まず次のように出ています。
「孔子が提唱した道徳観念。礼にもとづく自己抑制と他者への思いやり・・・」と出ています。
私流に言うと「人としてあるべき自然な愛情にもとづいたまごころ」とでも言えばよいでしょうか。
もっと現代語的に言えば、広辞苑では「愛情を他に及ぼすこと。慈しみ。思いやり。博愛。慈愛。」と羅列しています。
このように書けば、現代人としても「巧言令色 鮮なし仁」のだいたいの意味がわかったと思います。
私が言わんとすることは、2500年前の「名言至言」が現代にもじゅうぶん通じ、さらに「警句(けいく)」としても生きているということです。
「うまい話には裏がある」「言葉たくみにのせられて大損」など、また「高利につられて元銭までなくした」などなど、よくある話です。
もちろん その人物その人にも信用が置けないという意味でもあります。
やっぱり2500年後の現代人にとっても「名言至言」ですね(笑)
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ソフィア関屋(仮称)の「命名」
かねてお知らせしてきたとおり、常陽会では来年10月開設を目標に JR関屋駅前に複合型施設ソフィア関屋(仮称)を建設します。
現在、計画地の隣接に準備室を設置し、常駐職員(現在1名)を置いて開設の準備にかかっています。
建物の概要については、すでに何回かこのブログでイメージを公表していますが、ここでもさらに表示しておきます。

※ソフィア関屋(仮称)の完成予想図です(色調は変わります)

今後は急増する認知症対応が求められますので、常陽会でもそこに焦点をあわせて、ハード、ソフトとも揃えていきたいと計画しています。
このようなことを鑑みた上で、この建物に適切な命名をしたいと思っています。
地域密着型の複合型施設は、新潟市内で最初のもののひとつになるでしょうから、広く、それにふさわしい名前を募集したいと思います。
みなさん、どうぞ古くからの街、「関屋」にちなんで認知症対応として親しみやすい名前をつけてくださいませんか。
みなさんの応募を待っています。
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(家族は愛情をもって見守るだけ)』
・・・舛添 要一(ますぞえ よういち)

舛添要一さんは、2007年に厚生労働大臣になりました。
やはり優れたオピニオンリーダーと言うべきでしょう。
そのずっと以前の1998年に「母に襁褓(むつき:おしめのこと)をあてる時-介護闘いの日々」という自分の介護体験から発した本を出しています。
当時はまだ介護保険が施行される以前のことでした。(介護保険は2000年からです)
舛添さんは、九州の福岡出身でここに母親がおられて介護を必要としていたということです。
毎週のように福岡まで行き、介護をしていたということです。
その時の苦労や家族間の葛藤の体験から、介護はプロの手に任せて、家族は愛情をもって見守りに徹するべきだという結論に至ったということでしょう。
介護保険に先駆けて、このような意見を持って本を出版するというのは、やはり世相を見通した慧眼(けいがん:物事の本質を見抜く、鋭い眼力)の持ち主というべきでしょう。
現に介護保険が施行された当時は、まだいじましくも家族で介護を行うことが愛情の表れという時代で、世間も自分の親の介護をプロの介護事業者に任せた(それどころか、一部を手伝ってもらっても)などと言ったら、批判の的にされるような時代でした。
このことについては、以前の(5月10日)私のブログ『あなたは誰から介護を受けたいですか』に書いてありますから、ご参考にしていただければありがたいです。
今日では当たり前とも言われることを世間に先駆けて、堂々と自分の信念を発表したことは、その主張が現今の常識となっていることを考えあげれば正に名言至言であると思います。
【参考】5月10日付 理事長ブログ 『あなたは誰から介護を受けたいですか』
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(では女の顔は「請求書」?)
・・・ 大宅 壮一(おおや そういち)

若い頃の自分の顔の出来、不出来は親のせいにできるのかもしれません。
昔の失恋の歌詞にこんなのがありました。
♪ 父ちゃん母ちゃん恨むじゃないが、もう少し器量よく生まれたらこんなことにはなるまいに・・・♪
でも、いつまでも親のせいにはしておけません。そこで「40(才)過ぎたら自分の顔に責任をもて」と言われます。
大宅壮一は昭和40年代頃、社会評論家として大活躍していました。時として辛辣(しんらつ:物の言い方・批評が手きびしくて、相手に強い・刺激を与える様子)な毒舌家でもありました。
いくつかの「名言」を残しています。
そのうちのひとつが「男の顔は履歴書である」というものです。
この時代はまだ、男社会でした。すべての男は処世の術(すべ)として、さまざまな艱難(かんなん)、辛苦(しんく)を乗り越えていかなければなりません。
虚実(きょじつ)、清濁(せいだく)の混交する世間にあって、妻子を養っていかなければなりません。
自分が経験した、あらゆる喜怒哀楽、苦渋悔恨が顔に刻みこまれます。
そこを大宅壮一は遠慮なく切り込んで、鮮明な切り口を見せています。
「男の顔は履歴書である」と断じられてしまうと、つい自分の顔をしみじみと見てしまう男たちは多いでしょう。
私も「いい年」になった頃、たまたま行く飲み屋さんで、ガラスに写った自分の顔をつい覗き込んで、しみじみと眺めたりしたものでした(笑)
その後、誰かが(藤本義一だとか、吉行淳之介だとかと言われていますが)じゃあ、女の顔は「請求書」だと言ったということです。
当時は、日本の経済が繁栄期にありましたから、好景気の最中でした。一方この頃から女性の社会進出が始まって、女性の顔がみな出番を待っているかのように見えました。
私はこれも名言至言だと思いました(笑)
大宅壮一が亡くなると、その功績を記念して「大宅壮一ノンフィクション賞」が創設され、以後ノンフィクション作家の登竜門となりました。
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*本日 急用のため やむなくブログ休みます。17日(月)から再開します。
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常陽会でプロジェクトチーム立ち上げ


先月27・28・29日の3日間、天野先生、藤川先生から先月に引き続いてセミナーを受けました。
今後は月1回のカンフル剤的なご指導でなく、常陽会として、もっと根をはった形でせっかくのご指導を継続して育てていくべく、特別チームを作って勉強していくことになりました。
また、両先生からは今月17日・18日の両日にわたってセミナーをしていただきます。
この両日は、小規模多機能型居宅介護(きなせや)について集中的にお願いし、関係する職員全員から両日のうちいずれかには必ず出席してもらうことにしています。
両先生は、全国的に活躍されて、実務指導を行っていらっしゃいます。
また、理事長の私が法人を開設した時から個人的にもご指導をいただき深く心服しております。
職員のみなさんからも親しくご指導を仰いで欲しいと思うところです。
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自動車をいただきました


昨日、午前11時から ALSOK 綜合警備保障(株)様がソフィア輝の地域交流センターで「贈呈式」を行ってくださいました。
一流企業は、やはり一流のイベントをやってくださるものだと感服いたしました。
私たちは、業務にたくさんの車が必要になります。
その車をいちいち法人として購入していたら、莫大な費用がかかることになります。
それは当然、法人の財政を圧迫します。
そうするとどうしてもそのシワ寄せはご利用者様にいくことになります。
デイサービスやショートステイなどの送迎にあたって、車の台数が少ないと、お乗せする人数が増えたり、お待たせしてお乗せしたりしなければなりません。
現在、常陽会では67台の車両があります。
でもその何台かは、いただいた車です。とても助かっています。
「贈呈式」には、理事長の私が出席して、お礼を述べました。
まことにありがたく、感謝にたえませんでした。
職員のみなさんからも大切に乗って長持ちさせてもらいたいと思っています。
その時の様子の写真を掲載して、職員のみなさんにお知らせし、
ALSOK 綜合警備保障(株)様にあらためて感謝の気持ちを表明いたします。
ありがとうございました。
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『白牡丹といふといへども紅ほのか』
・・・高浜虚子(たかはま きょし)
※白牡丹(はくぼたん)、紅(こう)

Wikipediaより引用
純白の白牡丹には、孤高の気品が漂います。
しかし 近寄ってよく見てみると、どこか ほのかな紅(あか)みがあります。
思わずにっこり、安心できる暖かさを感じます。
「水清ければ魚棲まず(みずきよければうおすまず)」という言葉もありますが、俳句として文学性を持っているこの句には「人事天命」に通じる含蓄(がんちく)があります。
高浜虚子は、子規門下で「写生」のホトトギス派ですが、「写生」を超えた人間的洞察を感じさせます。
私は「といふといへども」と たゆとうところが好きです。
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『我以外みなわが師なり』・・・吉川英治

吉川英治は、大衆文学、国民文学作家として、まさしく大家です。
彼は家庭の事情で旧制の小学校も中退して、小さい頃からさまざまな職業に就いて修行を重ね、小説家になりました。
そして、たくさんの作品を発表し、大勢の国民に読まれました。
私も「宮本武蔵」「新・平家物語」「三国志」などを夢中になって読んだものでした。
「国民的」と言われるNHK大河ドラマには、何作も放映されています。
「新書太閤記」「新・平家物語」「私本太平記」「宮本武蔵」など4作品もあるそうです。
「真実性」「人間性」が感動的で彼の作品は「すべて名作」と思っています。
昭和35年に文化勲章を受章しましました。
その吉川英治が好んで色紙に書いた言葉が、この「我以外皆我師(われ以外みなわが師なり)」です。
小説「宮本武蔵」の中に出てくる言葉ですが、いかにも求道的で多くの人に座右の銘としてあげられています。
私も自分の心に高ぶりが生じた時などよく思いおこし自省します。
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新しい気持ちで理想の介護を目指したい
かねてより、新規開業を目ざすソフィア関屋(仮称 以下仮称を省略します)にチャーターメンバーとして参画したい職員を常陽会の内外から自薦、他薦で募っているとしていたところ、今のところ複数の人たちから理事長の私のところに「相談」という形で申し出がありました。
ソフィア関屋の開設にあたっては、理事長の私が総指揮をとっていきます。
私としては、まず主要メンバーの人事を確定した上で、すべての職員、すべてのご入居様、ご利用者様を確保したいと考えています。
来年の2月くらいまでに主要なメンバーを確定したいと思っています。
今日、私と面談した職員は、常陽会に5年間勤務して、さらに接遇に関してスキルアップして、お客様に自分なりのおもてなしを常陽会の介護の場で確立してみたいと言うことでした。
私はそのような職員からの発案を歓迎して登用していきたいと思いました。
これからの介護環境は、個々の職員からの発案で多様的に「開花」していくものだと思いますので、いつでも発言してください。

※ ソフィア関屋(仮称)の完成予想図です(色調は変わります)

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邪馬台国 比定地論争を斬る
昨日で世界旅物語として、近くてとっても遠い国 北朝鮮レポートが13回をもって終了しました。
行ったことがなければわからないこと。行ってこそわかることはあります。
今度は、まだ「古代史のなぞ」とされる、邪馬台国の比定地(ほんとの位置がわからないので、それはここだと主張している位置)論争について、私の「自説」を説いてこの論争に「とどめ」をさしたいと思います。
きっと、みなさんは納得されることでしょう。
私としたらなぜこんな簡単なことがわからないのか不思議でなりません。
きっとだれもがこの問題について、半分はふざけて遊んでいるのではないかと思うくらいです。
少し資料など用意して、近日中あたりからかかりたいと思います。
また、何回かのレポートになると思われます。
なるべく、読者のみなさんを飽きさせないで続けたいと思っています。
どうぞよろしく。
今日は時間がないので「予告」でとどめたいと思います。
まあ、多少娯楽風なところもありますから、こんなふうな思わせ ぶりなところから始めさせていただきます(笑)
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北朝鮮の国家元首はなぜ「将軍様」なのか?
なぜ「世襲」が常識なのか?

Wikipediaより引用 『建国の元首 金 日成』の銅像
このブログで北朝鮮のことについて、何回か日本人の私が驚いたことを書いてきました。
ここで、一応私なりの「総括」をしてみたいと思います。
実は、この問題について、私の説明はきわめて「学術的」で「独自性」があります(笑) みなさんはきっとまだこんな説は聞いたことがないでしょう。
でも、私の「学説」?はきっと聞くに値するものだと感じてくれるでしょう(笑)
まったく私見ですが、日本では、北朝鮮は共産主義の国だと位置づけられているようですが、これは少し違うように思います。
北朝鮮は、第二次世界大戦が終わって、世界が西側と東側、つまり自由主義国と共産主義国に大別された時に、アジアで日本を敵国として戦っていた「戦勝国」の一員として、その後、中国、ロシア(ソ連)と協調して、反米側についたために共産主義の国と「見なされた」のではないかと思います。
私は23年前に北朝鮮に旅行するにあたって、いろいろと勉強したところ、北朝鮮には主体(チュチェ)思想という独特の国家理念があるということを知りました。
そして、これは共産主義とは違う思想なのだという納得を得ました。
そのように考えれば、別の歴史認識ができることになります。
そこで言えることは、すなわち、歴史的な時代区分としては「近代」の前は「近世」です。
日本で言えば、「近代」は明治時代であり、「近世」は江戸時代です。そして世界史的な認識で言えば、「近世」から「近代」になるには産業革命と市民革命を経るというものです。
アメリカやヨーロッパ主要国には、確かに産業革命も市民革命もあって、「近代」になり「近代国家」となりました。
日本の場合で言えば、市民革命は戊辰戦争(ぼしんせんそう)であり、産業革命は、明治時代の殖産工業を中心とした「機械産業革命」であったと言えます。
北朝鮮は、これらに対する事績がないと言えますので、いまだ「近代」になりきっていない、日本で言えば「近世」である江戸時代なのです。
つまり 北朝鮮は「近代」以前の「近世」の王朝または専制主義国家だと位置づけられるられるのです。
だから、権力は世襲されるのが常識で、国家の主幹を軍事力だと位置づけて国家主席を「将軍様」と呼称しても、国内的には違和感はなく、これが常識なのではないかと思います。





確かにピョンヤンの街なかには、ハングルで書かれた看板がいくつも見うけられましたが、そのすべては「偉大なる将軍様」とか「将軍様万歳」という文言だと同行したハングル通の人が言っていました。
ちなみに商業的な宣伝看板は1枚もないということです。
他の共産主義国ではまったく例のないほどの「世襲制」もこれで納得がいきます。
私はここで北朝鮮のことを単に悪く言うような意図はありません。きわめて、私なりの「学術的」な志向で、北朝鮮を理解しようと試みているだけです。
大方の共感を得られたでしょうか?ちょっと重い課題であったかもしれませんね(笑)
これで一応 北朝鮮のことについては筆?を置くことにします。
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北朝鮮で買った日本の缶ビールは
日本で買う価格の半値・・・はなぜ?
今から思うと、23年前に北朝鮮に旅行したことは貴重な体験でした。
そこで、もう少し北朝鮮の話をしてみたいと思います。
「日朝友好の翼」で行った団体のうち、私たちのグループは、私を含めて3人でした。
そのうち1人は、旅行会社を経営している人でした。
そのせいか、ある時彼はホテルの販売部のような所へ行って、どう話をつけたのか、日本製の缶ビールを10缶くらい「仕入れて」来ました。
それを妙香山という日本の箱根のような保養地へ行く時の列車の中で、3人で飲みました。



そこで驚いたことは、まず北朝鮮に日本製の缶ビールがあったこと。
次に価格が日本での売価の半分くらいだったことです。
当時、この写真に写っている缶ビールは、1缶100円でした。なぜかと現地ガイドに聞くと、北朝鮮では酒類に税を課することはないのだそうです。
日本では、だいたい缶ビールの価格の半分は税金でしたから、日本で買う半分くらいの100円で北朝鮮では「異国」のビールが買えるのです。
私たちは「異国」で飲む、「安い」自国の缶ビールで乾杯をしながら、おおいに喜びあって飲みました。


列車の4人席にいるもう1人の白い服装の女性は、大学で韓国語を教えている先生ということでした。
この先生が常に一緒に側にいてくれたので、ピョンヤンの街中で見るハングル文字の翻訳をしてもらい、とてもためになりました。
そんなことで缶ビールもご一緒しました。
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