世界物語⑩ 
   エジプトでの体調不良を救ってくれた
                 故郷の?スイカの味
 

            0814理事長ブログ


 最近は、おそらくそんなことは、なくなってきているのでしょうが、海

外旅行がまだ珍しくて、たいていの人が海外旅行が初めてだったり、

2回目だったりした頃は、よく体調を崩したりしたものでした。

 その原因の大きなものとしては、もちろん慣れない海外旅行の緊張

感とハードスケジュールはあったと思いますが、やはり一番のもの

は、食事だったでしょう。

 1日、2日はなんともありませんが、5日、6日と続くと、ストレスがたま

ってきて疲労が極限にまで達してきます。

 次第にイライラしてきたりします。

 そんな時のために私は必ず、自分の好きな携帯用の日本食を持っ

て行っておきます。

 私の場合は、日本酒、おかゆ、おこわ、カップラーメン、カレーなどで

す。

 そして、疲れやストレスの溜まった時に、その日の夕食をキャンセル

して、自分の部屋でそれを出して食べます。

 そのために変圧器付きのソケットと、湯沸かし器を持っていきます。

 それでお湯を沸騰させて、レトルト食品なども食べられます。

 ちなみに日本酒は、ワンカップ式のものを持っていけば、お燗もでき

ます。

 お燗を作るのに最適なものは、実はホテルの洗面台です。

 ここにお湯100%にしてお湯を溜めておき、かつ少しずつお湯を流し

ながらワンカップを入れておくと、ほんとに最高のお燗ができるので

す。

 これは国内のホテルでも同じです。

 このように旅先で「元気のでる食品」は国柄によって違うようです。

 韓国の人は、キムチだそうです。

 キムチを食べると韓国の人は、元気が出るのだそうです。

 そのようなことを経験してきた私でしたが、このエジプトへ行った時

には、少し旅慣れたと思っていたせいでしょうか、このような「元気

の出る」「お得意」の食品を持っていきませんでした。

 ところが、これが大間違いでした。

 私は1人で行って、現地人ガイドしかいないのに、ある日「病気」にな

ったのです。

 私は4泊コースの「ナイル河クルーズ船」に乗って、アスワンハイダ

ムまで行き、暑い日差しの中、1日かけてアブ・シンベル宮殿を見学し

てきました。

 その日の気温は45度もあったそうです。

 翌日、目が覚めると体中の筋肉が痛くて起き上がれないほどです。

 吐き気もしてきます・・・。

 前日の日射にやられたことと、日本での疲れと、旅行中の緊張と疲

れと、合わない食事を摂っていたストレスで、ダウンしてしまったので

す。

 でもこの私流でいう「(溜まった)疲れが出た」症状は、日本にいた時

でも経験したことがありましたので、このような時は一日中ベッドで眠

っていれば「治る」と思いました。

 私はその日、現地人ガイドにそれを告げて、一日分の旅行をキャン

セルしてクルーズ船のベッドで一人、朝から夕方まで眠っていました。

 夕方に目を覚ました時に、どうしても日本食が食べたいと思いまし

た。

 いつものように、用意していった日本食を食べれば、ポパイがほうれ

ん草を食べたように、すぐ元気が出るはずなのです。

 ところが、今回はそれがありません。

 そこで私はどうしたかというと、現地人ガイドさんに頼んで、船の料

理人に特別にスイカを一個分も切って持ってきてもらいました。

 私の家のあたりは、昔からスイカの産地でした。

 私は夏はスイカがあれば何もいらないというほど、スイカが好きでし

た。

 スイカは私の「元気の出る食品」なのです。

 私はナイル河クルーズ船の私の室内から、外のナイル河の夕暮れ

景色を見ながら、一人スイカを食べて英気を養い、翌日にはまた元気

に暑い日差しの中、エジプトの遺跡巡りをしたのでした。

 しかし、どんな国に行ってもスイカの味だけは変わらないものだ

なぁ、といつも感心してスイカを食べています(笑)



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