亀田郷物語③ 女性 憧れの的!?
           日本一の「美脚」だいこん


 亀田郷の地理的な位置、その歴史や命名の由来などを前回まで書

いてきました。

 今日は、亀田郷で栽培している有名な農産物を紹介しましょう。

 そのひとつは、日本一の美脚だいこんです。

 産地は津島屋というところです。

 昔は、津島屋だいこんと言ったら、新潟で知らない人はいませんでし

た。

 秋には一面、だいこん畑ばかりです。

 お盆を過ぎた頃から村中いっせいに「だいこん蒔(ま)き」(種蒔き)が

始まります。

 小さな粒の種ですから、蒔いた後「日が入る」(蒔いて、土を掛けた

所が強い夏の日光で乾燥してしまう)ことが一番嫌われますので、「だ

いこん蒔き」は早朝の日差しが強くならないうちに終わらなければなり

ません。

 ですから、暗いうちから家族総出で行われます。

 まず、大人が畝(うね)を立てます。

 その畝の上を子供がはだしで乗って踏みます。

 そこにすぐに、大人がだいこんの種を5~7粒くらいずつ、一定の間

隔で置くようにして蒔きます。
 
 そして、すぐにまた、大人が鍬(くわ)で薄く砂をかけます。

 次にもう一度(2番踏み)、子供がその砂の上に乗って砂を踏みま

す。

 「だいこん踏み」は重さが大切です。

 小学校くらいの子供の体重がちょうど良いとされました。

 ですから、学校へあがった子供はすべて朝の暗いうちから動員され

ます。

 子供はだいこん作りの大切な働き手でした。

 さて、「2番踏み」が終わると、今度は大人も子供もその足跡のところ

に藁(わら)を敷いて、蒔いた種を強い日差しから守ってやります。

 その作業が終わると、みんなで後片付けをして、道具を車やリアカ

ーに載せて家に帰ります。

 家族みんなで朝ご飯を食べて、風通しの良い部屋で憩います。

 このようにして作られた、だいこんは「美濃早生」という品種で、白

く、細く、長く、人間の脚(足)に例えたら、それこそ「美脚」です。

 「美脚」と言えば、女性のあこがれの的でしょうか?

 私はこの地方に生まれ育ちましたから、「だいこん足(脚)」とういう

表現が悪い言葉だとは知りませんでした。

 確かに日本の他の地方では「ズングリ太く短い」だいこんがたくさん

あって、「だいこん足(脚)といったら、太く、短い女性の脚の蔑称(ごめ

んなさい)だったのかもしれません。

 栄養的にだいこんは、ジアスターゼ、ビタミンCなどが含まれてい

て、健康的です。

 見た目も良く、栄養も豊富な亀田郷特産津島屋だいこんは、日本一

の「美脚」だいこんなのです。




  美濃早生j     0823理事長ブログ(三浦だいこん)     0823理事長ブログ
   津島屋大根         他地方のだいこん
   (美濃早生)


コメントのある方は下記の理事長のメールアドレスへお寄せください。
jyouyoukai2312-blog@yahoo.co.jp