亀田郷物語④ 亀田郷名産 えだ豆 
         伝説の品種、「ひとり娘」「ゆうなよ」



 新潟の人はえだ豆が好物です。

 私も夏は夕食に毎日、ビール2本、えだ豆をどんぶり一杯食べてい

ました。

 それでテレビでナイター(昔はナイトゲームなんて言いません)を見

ながら、そして巨人が勝てば「大幸せ」です。

 ところで、お盆も過ぎて涼しくなってくると、えだ豆は時期的に終わり

になります。

 なくなるとなると、また、えだ豆が恋しくなります。

 そんな最後の時期にとっておきの品種が「ひとり娘」です。

 「ひとり娘」は可愛がって、大切に育てていつまでも嫁にやりたくない

もの・・・

 畑に隠すようにしてに育った「ひとり娘」を食べる頃には、もう、秋の

気配です。

 「ひとり娘」には、万感(ばんかん:心にわきおこるさまざまの思い)の

感情が感じられます。

 ところが、その後でもこっそりえだ豆は食べたくなるものです。

 好きな人はそれが高じてつい他人にもやってしまいます。

 でも、人に知れたら欲しいとせがませます。

 この時の品種が「ゆうなよ」・・・他人には言うなよ、と言って親しい人

だけにそっとあげます。

 たかがえだ豆、されどえだ豆。

 亀田郷の人たちは情知に富んで、愛惜(あいせき:愛して大切にす

ること)とユーモアもあったと言うことでしょうか。



   ゆうなよ2


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