世界物語⑮ 中秋の名月
           パリのエッフェル塔にかかる


 昨夜は中秋の名月でした。
 残念でしたが、台風の影響で、日本で見られた所は無かったかもしれません。
 この夜の月は、秋の秋気が漂っているのか、特にすっきり、くっきり月が照るようです。
 私は、数年前にパリに旅行した時、偶然に思いがけなくもパリでこの中秋の名月を見ることができました。
 その夜はたまたま、セーヌ川のディナークルーズを予約していました。パリのディナークルーズ船は、屋上に出て、夜景が見られるようになっています。

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「セーヌ川 ディナークルーズ船 屋上デッキにて」 一緒に行った方々です
ディナークルーズは正装で出席することになっています

理事長ブログ2
「セーヌ川 ディナークルーズ船 屋上デッキからみた」 中秋の名月です

理事長ブログ4
「セーヌ川 ディナークルーズ船」パリジェンヌの接客係の方です

 その時、中秋の名月が皓皓(こうこう)とパリの夜空に輝くようにして照っています。
 ふと見ると、エッフェル塔が、これは落ち着いた風に気品を持って、パリの夜空の主(あるじ)であるかのような存在感をもって建っています。
理事長ブログ3
ライトアップされた夜のエッフェル塔です

 旅先で見る、日本でいうところの中秋の名月、そしてかたや、パリの象徴たる電飾されたエッフェル塔、このとり合わせは、私にとっては感動的でした。
 この満月は、数時間前までは日本の上空に出ていて、多くの日本人が、昔風ならば、きっと縁側にお供え物などをして、このお月様を「観賞」していたのだと思うと、本当に感慨深くなります。
 これからもパリを旅行することはあっても、これと同じ光景に二度と遇うことはないと思われました。
 今、パリに残して来た恋人を想う気持ちです(笑)

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日中のエッフェル塔です

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