「きなせや」は「いらっしゃい、いらっしゃい」  


 
 2007年に始まった「小規模多機能型居宅介護」はそれまでにない、

まったく新しい介護システムでした。

 それまでは、というと、介護保険の根幹として、介護の形態は

「施設介護」と「在宅介護」の2つとされてきました。

 ところが、この小規模多機能型居宅介護は、施設介護と在宅介護

の「良いとこどり」の「合体」なのです。

 すなわち、「施設介護」の特長(良いところ)としてあげられるのは、

 ①介護が「時間制」ではなく、24時間365日で「切れ目」がないこと。

 ②介護が「施設内」ではあるが日常の暮しの中にあるので介護の

  項目(食事、入浴、排せつ)などに「予約」がいらないこと。

 ③サービスを提供するスタッフが定まっていて、「なじみ」の関係で

  あること。

 ④料金が定額制なので、いくら使っても一定以上の高額にはなら
  
  ないこと。

 それでは、「在宅介護」の特長(良いところ)としてあげられるのは、

 ①事業所(施設)に入所する必要がなく、自宅にいたまま、サービ

  スをうけられること。

 ②従って、それまでのその人の資産(住宅、家族、近隣の人間関

  係、近隣の社会資産など)が従来通り変わりなく、その恩恵が受

  けられること。

 ③以上のようにその人が介護が必要になったとしても、これまでに

  築いてきた生活の延長として「変わらない暮しが継続」できること。

 小規模多機能型居宅介護については、その当時、その当時なりに

私がこのシステムを詳しく説明したものがありますので、ぜひお読み

いただきたいと思います。

   名称に込められた新しい介護の“観点”
   http://www.jyouyoukai.or.jp/kinaseya/hikaku


 私自身が今読んでみても当時の「熱意」のようなものを感じます。

 これは客観的に「日本の介護の進展の具合」として見ると以下の

ようなことが言えます。

 それは、介護が点から線へ、そして面へと移行していく過程です。

 小規模多機能型居宅介護は、線から面へ移る過程に位置します。

 私は、忠実に我が国の「介護の進展」に尽くそうと考えていました

から、すぐに新潟市内8区の全域に1か所ずつ小規模多機能型居宅

介護の事業所を立ち上げました。

 その後、さらに4か所を増設しました。

 今後12か所で業務を行っていきます。

 現在、介護はさらに「面」に移行しつつあります。

 小規模多機能型居宅介護は「地域密着」として、その中核になる

べきシステムです。

 「面」になるということは、介護が行われる場が、街全体におよび、

24時間365日の日常で行われ、どの街角や、横丁や、お店や交通

機関など、どこでも介護が行われる現場と化すのです。

 これについては、いつか改めて、私自身が文章をおこしたいと考

えています。

 「きなせや」というのは新潟の方言で、きやすく、人を招くときの言

葉です。

 この言葉が街全体に蔓延したとしたら日常生活の中で、いつでも、

どこでも、だれかれとなく、「いらっしゃい」「きなせや」と言葉も心も交

わせて、街全体が「お年寄り大切」の雰囲気に満ちることでしょう。

 こうなったら、もう、遠慮のいらない介護の街です。

 良い意味で、お年寄りたちが中心の笑顔の街となるでしょう。

 声を大にして、言いましょう。

 私のところに『きなせや!』


    常陽会のきなせやシリーズ

       きなせや亀田

       きなせや天神尾

       きなせや坂井砂山

       きなせや松浜

       きなせや山ノ下

       きなせや荻川

       きなせや白根(オードヴィー白根併設)

       きなせや巻

       きなせや黒埼(オードヴィー黒埼併設)

       きなせや内野

       きなせや寺山(オードヴィー寺山併設)

       きなせや小新(オードヴィー小新併設)
   
    ※2011年10月15日付「高齢者住宅新聞」によると 常陽会
     は全国5番目に多くこの事業所を有しています。



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