世界物語⑳ 北朝鮮(Ⅲ)食料事情
       ピョンヤンで食べたお米は新潟産?


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 私たちは「日朝友好の翼」というコンセプトで北朝鮮入りをしました。
今から23年前のことです。
 各地各所で国賓級といいませんが、それなりの「歓迎」を受けました。
 毎日三食とも広いレセプション会場で、なかなか立派な食事をいただきました。
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 ただ出された食事は、とてもヘルシーなものでした。主体は野菜と魚です。漬けたものもあれば、乾燥させたものもあります。   
 肉類は最後の夕食の時に、こま切れの焼肉として一皿出ました。
 この時一緒に行った人の中で北朝鮮のことをよく知っている人がいました。
 その人が言うには、北朝鮮の一般の人たちは、一年のうちで肉を口にする日は、一日あるかないかですと言っていました。
 これは日本だって、私など田舎に育った者は、やはり少年時代はそんなものでしたから、自分なりに理解ができました。
 その時の北朝鮮は、私の少年時代、30年くらい前の状態なのだなと思いました。
 それから日本に帰ってくると、私が米屋をしていましたので、新潟在住の韓国人の人が、私に食事のことを聞いてきましたので、私は「お米はおいしくて新潟早生くらいの味でした」と言うと、その韓国の人は「志田さん、それはきっと新潟の新潟早生だったのではないですか?」と言います。
 私が怪訝(けげん)そうな顔をしていると続けて言います。
 「ほら新潟の港から北朝鮮の船が出ているでしょう。在日の北朝鮮の人たちが新潟のお米を買って、北朝鮮に送っているのですよ。だから、お客様としての日本人に、そのお米を出したのでしょう。お米屋の志田さんが新潟早生だと思えば、やっぱり、そのお米は新潟早生だと思いまよ」と言いました。
 私は商売がらお米を口にする時、そのお米がどんなお米か推測しながら食べる癖がついています。北朝鮮で食べたお米が、妙に新潟のお米に似ていたのを思い出しました。
 でも、ちょっぴり 北朝鮮で在日の北朝鮮の人が本国に送った新潟のお米を私たちが食べたとしたら、北朝鮮の人たちに申しわけないという気持ちが湧きました。


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