世界物語23 北朝鮮(Ⅵ)
   英語は敵性語?でも小学生にも英語教育。


 国と国とが戦争状態になったりすると、相手方の国のことを悪く言います。
 日本も第二次世界大戦(太平洋戦争)の頃には、アメリカ、イギリスは戦争相手国ですから、「鬼畜米英」などと言っていたようです。
 さらに敵対国の言葉は「敵性語」として、使ってはならないとしたこともあったようです。
 例えば、有名な話ですが野球では、審判がコールする時ストライクを「よし」と言い、ボールを「ダメ」と言っていたとよく聞きました。
 私たちが北朝鮮に行った23年前の時は、正に北朝鮮にとってアメリカは朝鮮戦争以来の「敵対国」でした。
 さぞや「反米」の気運は勇ましかろうと思っていましたが、そのような気持ちはある場面を見た時、吹っ飛んでしまいました。
 その場面とは、次のようなことです。
 私たちの北朝鮮でのプログラムは、すべて北朝鮮側の旅行会社?の案内によるものでしたが、ある時、学校の授業風景を見に市内の小学校へ行きました。
 そこで見たものは、なんと堂々とした英語の授業でした。敵国アメリカの言葉をはや小学生に教えているのです。
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          小学校の授業風景です
 私はこれを見てびっくりしましたが、でも、とっても感心しました。
 当時、北朝鮮にとってはアメリカは朝鮮戦争を戦ったにっくき敵国です。朝鮮戦争だって終戦したわけではなく、一応 休戦状態になっているだけですから、いつ再開してもかまわない状態と言ってよいのです。
 現に38度線を境に24時間銃をかまえて睨み合っているのですから。
 そんな状態でも北朝鮮国内の小学校では立派に英語の授業が行われているのです。
 「鬼畜米英」「敵性語」などと言って英語を排撃していた日本とは大違いです。この点では北朝鮮の政府のはからいにとても感心した次第でした。


  ※ 今、このブログを書くに当って、ネットで調べてみると日本でも、
   戦時中に必ずしもあらゆるところで英語を排していたわけでは
   なかったようだということがわかりました。


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