これからの介護は認知症対応型に集中。
             高齢者は誰でも認知症?



    「冷蔵庫あけてしばらく中を見る
         取り出す物を思い出すため」


 このような短歌が先日の新聞投稿歌壇に載っていました。
 一般論的に言っても高齢者の誰もが認知症と無縁ではいられません。同じ日の新聞に65歳に達した人の10人に1人は認知症であると出ていました。
 10人に1人と言っても、10人に1人だけがはっきりした認知症であって、他の人はすべて正常というわけではなく、もう2人、3人はこれもすでに認知症に近づいているわけで、いつ認知症になってもおかしくはないのです。
 冒頭の短歌の作者も物忘れがだんだん強くなって、ついにかなり意識するようになったのでしょう。
 <むろん、単なる物忘れと認知症とは区別しなければなりませんが、ここでは私ごとのことを揶揄(やゆ)する気持ちも出して論を広げていくことにします。>
 まだ、こんな確かな短歌が、ある時はできたとしても、日常では、もう認知症を気にしないわけにはいかないということでしょう。
 自分自身に焦りを感じたり、諦めを感じたりしている様子がこの作品からうかがえます。
 何年後には何人に1人が75歳以上になるのだの、何年後には認知症が何百万人になるだのという数字のことより、もう今の自分が認知症に染まりつつあるのだと65歳くらいの年齢になれば、誰もが認知症を意識し始めます。
 かくいう私などもいわゆる「戦後生まれの団塊の世代」という65歳の「高齢者」になっていることに時々気づかされることがあります。
 例えば、先日も事務所内で携帯電話を置き忘れてしまって、誰か他のスタッフから私の携帯に電話をかけてもらって、その着信音で探したりしました。
 老眼鏡をかけていながら老眼鏡がどこかに忘れたと言って、探している高齢者は、よくいるということです。
 常陽会でも認知症対応の特別のカリキュラムを作る必要が生じています。
 認知症デイサービスに特化させたスタッフや設備や提供するサービスの質を早急に見直して、それこそ行列のできる認知症対応デイサービスセンターに作り変えていきたいと思っています。
 スタッフのみなさんからもアイデアを募集していきたいと思っています。


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