世界物語30 北朝鮮(13)
 北朝鮮の国家元首はなぜ「将軍様」なのか?
      なぜ「世襲」が常識なのか?



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Wikipediaより引用  『建国の元首 金 日成』の銅像



 このブログで北朝鮮のことについて、何回か日本人の私が驚いたことを書いてきました。
 ここで、一応私なりの「総括」をしてみたいと思います。
 実は、この問題について、私の説明はきわめて「学術的」で「独自性」があります(笑)  みなさんはきっとまだこんな説は聞いたことがないでしょう。
 でも、私の「学説」?はきっと聞くに値するものだと感じてくれるでしょう(笑)
 まったく私見ですが、日本では、北朝鮮は共産主義の国だと位置づけられているようですが、これは少し違うように思います。
 北朝鮮は、第二次世界大戦が終わって、世界が西側と東側、つまり自由主義国と共産主義国に大別された時に、アジアで日本を敵国として戦っていた「戦勝国」の一員として、その後、中国、ロシア(ソ連)と協調して、反米側についたために共産主義の国と「見なされた」のではないかと思います。
 私は23年前に北朝鮮に旅行するにあたって、いろいろと勉強したところ、北朝鮮には主体(チュチェ)思想という独特の国家理念があるということを知りました。
 そして、これは共産主義とは違う思想なのだという納得を得ました。
 そのように考えれば、別の歴史認識ができることになります。
 そこで言えることは、すなわち、歴史的な時代区分としては「近代」の前は「近世」です。
 日本で言えば、「近代」は明治時代であり、「近世」は江戸時代です。そして世界史的な認識で言えば、「近世」から「近代」になるには産業革命と市民革命を経るというものです。
 アメリカやヨーロッパ主要国には、確かに産業革命も市民革命もあって、「近代」になり「近代国家」となりました。
 日本の場合で言えば、市民革命は戊辰戦争(ぼしんせんそう)であり、産業革命は、明治時代の殖産工業を中心とした「機械産業革命」であったと言えます。
 北朝鮮は、これらに対する事績がないと言えますので、いまだ「近代」になりきっていない、日本で言えば「近世」である江戸時代なのです。
つまり 北朝鮮は「近代」以前の「近世」の王朝または専制主義国家だと位置づけられるられるのです。
 だから、権力は世襲されるのが常識で、国家の主幹を軍事力だと位置づけて国家主席を「将軍様」と呼称しても、国内的には違和感はなく、これが常識なのではないかと思います。
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 確かにピョンヤンの街なかには、ハングルで書かれた看板がいくつも見うけられましたが、そのすべては「偉大なる将軍様」とか「将軍様万歳」という文言だと同行したハングル通の人が言っていました。
 ちなみに商業的な宣伝看板は1枚もないということです。
 他の共産主義国ではまったく例のないほどの「世襲制」もこれで納得がいきます。
 私はここで北朝鮮のことを単に悪く言うような意図はありません。きわめて、私なりの「学術的」な志向で、北朝鮮を理解しようと試みているだけです。
 大方の共感を得られたでしょうか?ちょっと重い課題であったかもしれませんね(笑)
これで一応 北朝鮮のことについては筆?を置くことにします。







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