名言至言⑤ 「巧言令色 鮮なし 仁」
               (こうげんれいしょく すくなし じん)
                                      ・・・孔 子  

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『孔子』 Wikipediaより引用


 今回は論語の私の好きなフレーズからとりました。
 ただ、論語や孔子について説明を始めると長くなってしまいますので、ここでは言葉の意味するものだけにしておきます。
 一応、時代的なことを言うと、孔子は紀元前500年位の人ですから、今から2500年前の人が、その当時に言った言葉で、その言葉が今に伝わっているということは、この言葉が当時にしても「名言至言」であったということだと思います。
 そしてこの言葉は、現代にも通ずる言葉だと私は考えますから、あえてこのブログで書くということです。
 「巧言(こうげん)」というのは、「言葉巧み(に言い寄って・・・)」というような使い方を今もしますが、まさにその意味です。
 「令色(れいしょく)」というのは、論語の中にある言葉で、今風に言えば「媚びるような表情」をするとこです。
 一応、広辞苑に当ると「他人に気に入るように顔色を良くし飾ること」とあります。
 「鮮なし(すくなし)」は良く使う「少し」よりも、もっと少なくて「はなはだ少ない」「ほとんど無い」というものです。
 「仁(じん)」は、孔子独特の世界にある言葉と理解するのが正しいかと思いますが、これも一応 広辞苑に当ってみますと、まず次のように出ています。
 「孔子が提唱した道徳観念。礼にもとづく自己抑制と他者への思いやり・・・」と出ています。
 私流に言うと「人としてあるべき自然な愛情にもとづいたまごころ」とでも言えばよいでしょうか。
 もっと現代語的に言えば、広辞苑では「愛情を他に及ぼすこと。慈しみ。思いやり。博愛。慈愛。」と羅列しています。
 このように書けば、現代人としても「巧言令色 鮮なし仁」のだいたいの意味がわかったと思います。
 私が言わんとすることは、2500年前の「名言至言」が現代にもじゅうぶん通じ、さらに「警句(けいく)」としても生きているということです。
 「うまい話には裏がある」「言葉たくみにのせられて大損」など、また「高利につられて元銭までなくした」などなど、よくある話です。
もちろん その人物その人にも信用が置けないという意味でもあります。
 やっぱり2500年後の現代人にとっても「名言至言」ですね(笑)


  

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