接遇とは
 「人と人とのより良いかかわりを生み出す営み」
               -雨宮惠美先生講演



   20130123理事長ブログ⑤



 常陽会では特に職員の皆さんから接遇について、学んでいただきたく、この分野のご指導で全国的に高名な雨宮惠美先生を東京からお招きして、ご講義をいただいています。
 以下は、その研修の報告書を開催担当の職員、深石恵さんが理事長あてに提出していますので、以下のように要約して、ここに発表しておきます。

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報告書
 研修日 :平成25年1月15日(火)
 場 所 :ソフィア輝 地域交流ホール
 参加人数:73名
 内 容 :常陽会の介護憲章に基づく真の接遇を行うためには
  ①大変革する介護情勢とこれからの利用者サービス
  ②常陽会の介護憲章 <介護の心は敬愛と感謝>
  ③接遇改善活動状況の総評、今後の活動と成功の秘訣
  ④介護サービスにおける接遇応対の基本
  ⑤介護サービスにおける接遇応対の実際 ~ロールプレイング~
  ⑥まとめ

 昨年、雨宮先生の研修会を行えなかったこと、職員の入れ替わりにより初めて雨宮先生の研修会に参加する職員が大多数を占めたため、接遇の基本よりお話しいただいた。
 接遇とは「人と人とのより良いかかわりを生み出す営み」である。より良いかかわりとは、相手のことを一番に考え、行動することであり、高齢者の尊厳を支え、最後までその人らしく生きていただくお手伝いをすることである。
 介護の現場は、1対1の人間関係であるため、スタッフの一挙手一投足、一言一言が相手に伝わる、まったくごまかしのきかない状況である。日常のトレーニングとしてミニ研修(ロールプレイング)を行い、接遇の知識を身につけ、実践行動のレベルをあげていくことが大変重要である。
 常陽会の介護憲章に則り、「やってあげる」のではなく、「させていただく」という心得を忘れずに介護に取り組んでもらいたい。
 少ない時間の中、ご利用者様の世界にあわせた言葉遣いのロールプレイング、他施設でのミニ研修の取組み状況の紹介などをお話しいただいた。
 職員のみなさんへ毎日のミニ研修実行をお願いしているが、改めてミニ研修の大切さを再確認した。トレーニング次第で言うこと、やることはできるようになるが、心の込もった対応であるかどうかが大変重要であり、この点を今後のミニ研修の課題としていきたい。お名前を『様』づけで呼ぶことを嫌がるご利用者様がいらっしゃるのは、言葉遣いと動作が合っていないためであり、日々のミニ研修にてトレーニングを重ねることによりこの問題を解決していきたい。
 また、雨宮先生の穏やかな話し方、身の振る舞い、考え方等、講演以外でも学ぶところがたくさんあった。
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 以上です。
 長いブログになりましたが、出席できなかった職員のみなさんも参考にしてください。


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