手袋を落とした人に拾う人 
           それを見るわたし皆んな老人


                                       吉村 秀隆


 この短歌は先日の日本経済新聞の日経歌壇に投稿された作品です。
 私は以前 このブログで高齢者問題の進展ぶりは、介護保険が始まった2000年の頃は、「点」であったのが、その後「線」になり、そして今では「面」になってきている。
 「面になった」ということは、地図上に高齢者色が増えて、すべて高齢者色になることだと言いました。
 それは例えば、童話で「おもちゃの国」という話があれば、それはおそらく、国じゅうがおもちゃでできている国で、「お菓子の国」という話であれば、それは国じゅうが、お菓子でできている国でしょう。
 もし、「高齢者の国」というのがあれば、国じゅうが、高齢者ばかりの国でしょう。そして、国じゅう設備や制度がすべて高齢者対応の国でしょうと言いました。
 まさに今、わが国は高齢者の国となりつつあると言って良いでしょう。
 もう日本の経済有力紙である日本経済新聞の歌壇にこのような短歌が、なんの風変りもなく、自然に載っているのですから。
 これから新聞紙面の一面が、どんどん高齢者用の紙面になっていくような気がします。




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