咲きました~あ わが家の桜が!

 今年も一足早い山桜です。
 昨年は4月16日でしたから、今年は14日も早いことになります。
 まだ満開ではなくチラホラですが、この程度の咲き方でも開花というようです。

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梅もまだ、ソメイヨシノもまだ、まだです。
 この山桜は、数年前に庭師さんが山から持って来て植えてくれたものです。
 まだ寒いわが家の庭ですが、どこぞの山中の気候からしたら暖かいのでしょう。
 花は、ソメイヨシノに比べたら小粒です。山奥のはかない風情が感じられます。

 そう言えば、小倉百人一首にこんな歌がありました。

     もろともに あはれと思へ 山桜
            花よりほかに 知る人もなし

                前大僧正行尊(さきのだいそうじょうぎょうそん)
 
 この歌の「現代語訳」を簡単にネットから受け売りすると以下のようになります。

     (私がお前を愛しく思うように)
      一緒に愛しいと思っておくれ、山桜よ。
      この山奥では桜の花の他に知り合いもおらず、
      ただ独りなのだから。

 山奥の修験者(しゅげんじゃ)の修業は、とても厳しいものがあって、山の奥の奥でただひとり咲いている桜の花を話しかける相手とみて、つい心を寄せているのです。
 皇族の出身で身分も高く、末は大僧正となる人物ですが、山奥ではか弱い一人の人間でしかないということでしょうか。

 私はこの山桜を見ながらふとそんなことを思いながら、このわが家に植えられた、はかなそうな花房をつけた山桜にしばし私も心を寄せて「ものの哀れ」を感じていました。




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