稲作の基本 - 初期生育は水温から

 何事にも基本というものが必ずあります。
 基本があっても知っている人、知らない人。 やる人、やらない人はいます。
 私は基本を知らない人、知っていてもやらない人は評価しません。

 今、亀田郷の田んぼでは、田植えが終わったところです。
 さて、田植えの終わった田んぼをよく見ると、基本通りの田んぼとそうではない田んぼがあります。
 この時期、かなり寒い日はありますし、冷たい風、乾いた風も吹きます。寒さには、防寒のための衣服や布団が必要です。
 田植えで移植された苗は、人間にしたら、体の一部を切り取ったような大手術の後と同じ状態なのです。
 ただでさえ弱体化している状態なので、衣服や布団をかけて暖かく保護してあげなければなりません。

 そこで稲作の基本として、田に水を多く張って稲を保護するため「深水管理」をします。
 「初期生育は水温から」というのは、田に水を張っておくことによって、気温の高い日中には水が暖められ、夜になっても、水の布団の中にいますから、苗に負担がかかりません。

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    ※ 水が多くはってある良い田んぼ

 この時期は暖かいだけでも大いに生育のためになります。
 この時期の基本は、たとえ苗が水に潜ろうとも水をたくさん入れて、深水にしなければなりません。
 「水負け」「日負け」という言葉がありますが、水に負けるようなことがあっても、日に負けるよりは苗の回復は早いのです。

 水がかかっていなくて、苗が風にさらされている田んぼには、早く水を入れなければなりません。それが稲作の基本です。

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    ※ 水が無いから苗が寒さにふるえて成長できない悪い田んぼ


 「基本」はどこにあっても守らなければならない第一のことなのです。
 きっと介護においてもそうでしょう。



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