「七分の作 水あり」 - 蒲原神社 御託宣


 御託宣は(ごたくせん)と新潟日報では書かれてありましたが、私たち亀田郷の人たちは昔から(おたくせん)と言ってきました。
 一昨夜(1日夜)、蒲原神社の御託宣が「五穀 七分の作 水あり」と出されたと新聞報道にありました。

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  新潟日報の記事(7月2日 朝刊)

 宮司様は「豊作の一歩手前、例年より雨が多くなりそうだが、農作物に大きな被害が出るようなことはないだろう」と話したとも書かれてありました。
 御託宣は神様の御言葉ですから味わいに満ちているというか、人間の理屈どおりに解釈できないことがあります。
 「七分の作」で「水あり」は「豊作の一歩手前」ということでしょうか。
 さて、それでは人間社会の業界的な表現はどうなっているのでしょうか?
 それは「作況指数」として農林水産省からも民間のレベルからも「発表」されます。

 平年収量(平年作)を100として比較して、以下のように区分されています。
        (作況指数) 106以上
    やや良 (作況指数) 102~105
    平年並み(作況指数)  99~101
    やや不良(作況指数)  95~98
    不良  (作況指数)   91~94
    著しい不良(作況指数) 90以下
 
 とすると、御託宣は97~98くらいと思われます。
 ちなみに私の「作況指数」は6月10日の時点で(このブログで書いていますが)105くらいを予想していました。
      【参考】6月10日付 理事長ブログ「今年は豊作予想-亀田郷稲作」 

 また、業界大手の「米穀データバンク」は、7月31日現在として、
全国102(やや良)、新潟は102~105(やや良)としています。
 でも、でも、でも・・・ これらは「まったくの予想」です。勝負はこれからです。今はようやく人間で言えば体躯(体格)ができた時点なのです。人生で言えば、稲の生育はまだ「20才」くらいなのです。これから、人間の苦難(稲にしたら、自然災害や病害)が始まるのです。
 一生の評価をするのは、まだまだ早すぎると言って良いでしょう。
 あんまり、期待すると「とらぬタヌキの皮算用?」になってしまいます(笑)


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    蒲原神社 本殿

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    門前の露店

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    門前の露店



 

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