白鵬3連敗! 攻めきれない横綱
              果敢挺身の挑戦者
 


 白鵬は強い横綱です。

 なぜ強いかと言えば、ほとんどの相撲でどんな相手にも、先に白鵬

が自分の得意の型に、まわしを引いて組んでしまうところです。

 格下の力士が横綱に「横綱十分」のまわしを取られて、勝てる可能

性はまずありません。

 さらに「アドリブ」も良いです。

 だから、年間90戦のち、わずか4敗しかしない年が2年も続けてあ

りました。

 また、史上2位の63連勝というのもありました。

 最近は朝青龍なきあと、1人わが道を行く「ひとり旅」状態でした。

 昨日の豊ノ島とは、対戦成績が19対1と圧倒的に勝っている相手

でした。

 このような常勝できる相手を「お客様」と言います。

 今日は「お客様」の豊ノ島が相手だから、もう白鵬の本場所3連敗は

ないと、誰もが思っていたでしょう。

 ところが、負けました。

 19対1というのは1年6場所なら3年半も取り組みして1回しか負けて

いないということですから、負けるはずのない相手です。

 だから「お客様」なのです。

 新聞では白鵬は指を1本ケガしていたと言いますが、指なんか10本

もあるのですから、ここまで力が違えば、なんともないはずです。

 この勝負の敗因は、白鵬ほどの横綱であっても連敗のせいか、要所

で攻めきれずに、一方豊ノ島が終始息もつかない果敢挺身の相撲に

徹したからだと思います。

 私も昔は「相撲少年」であり、「野球少年」でした。

 小学校から中学校では、10分間の授業間の休み時間、昼休み時間

は、廊下や運動場で白いチョークで円く「土俵」を書いていつも相撲を

取っていました。

 野球などは暗くなるまで運動場や空き地でやっていました。

 「悪友」も「良友」もできました。

 「勝負感」もできたのかも知れません。

 そんな私が見ていると、豊ノ島の一途な闘魂が白鵬の気迫をそぎ、

自らの勝利を呼んだものと見ました。

 この勝負にすぐさま例えるものではありませんが、「身を捨ててこそ

浮かぶ瀬もあれ」と、身を無欲の内に落として活を求めることは、人

生のいくつかの場面であるように思います。



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