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世界物語(48)
 アルハンブラ宮殿の教えとは・・・
  完全無欠の絶頂にあるものは滅亡を早める


  1
    Wikipediaより 『アルハンブラ宮殿』

  2
    Wikipediaより 『アルハンブラ宮殿の中の「ライオンの中庭」』


 アルハンブラ宮殿と言えば、現在スペイン屈指の世界遺産であって、世界中から観光客が訪れる名所となっていますが、しかし、これはスペイン人が建造したものではなく、13世紀から15世紀にかけて、スペインを征服していたイスラム人が造ったものです。
 当時 異国にありながら「世界遺産」を残した、スペインにおけるイスラムの権勢は絶頂期にあったと言ってよいでしょう。
 ところがそのアルハンブラ宮殿を見学していると、現地ガイドさんが注目すべきことを言います。
 「みなさんこの世界に誇る建物の一部に建築上の『まちがい』があります。でも、その『まちがい』は、わざとしたものなのです。それは、この世界の中に完全無欠のものがあったら、すなわちその絶頂の時点から滅亡が始まるということです。だから、一部分をわざと不完全にしておくのです。」
 と、その場でその箇所を説明してくれましたが、私はその時、その部分を見定めることができずに通過してしまいました。
 しかし、このガイドさんの言葉は長く私の意識に残りました。

 それから何年かしてから、今度は日光東照宮を見物していた時に、その時の日本人ガイドさんから、やはり同じような説明を受けました。
 日光東照宮ももちろん世界遺産として登録されるほどの建築物ですが、この建物にもやはり「不完全な」「まちがい」があるというのです。
 それは、「逆さ柱」として知られ柱の中の一本だけ、彫刻の模様が逆向きになっていて、それもわざと「まちがい」を残してあるというのです。
 その理由は、あのアルハンブラ宮殿と同じ理由です。
 遠くスペインに建てられたイスラムの建築と極東(ヨーロッパ人から見て、東方の一番はずれにある地のこと)の日本の木造様式の建築物が「世界遺産」というレベルにありながら、同じ理由の「まちがい」「不完全」を残しているのです。
 栄枯盛衰をくり返した世界の歴史のなかで、「処世の術(すべ)」として人間の「慢心」をいましめたものとして、私の心に残りました。
すべての権勢 繁栄は 満つればすなわち欠ける ということですね。

   3
    Wikipediaより 『日光東照宮』

   4
    Wikipediaより 『日光東照宮 陽明門 魔除けの「逆柱」』








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