のら猫パトロール隊 


 私の家の近くに、のら猫が数匹住み着いているようです。

 私の屋敷の中に侵入していたりします。

 私と目が合ったりすると、じっと私の方を見て、私の態度を見ている

ような眼差しをすることがあります。

 それは、私に近寄ってもよいのか、近寄ったら叱られるのか、という

眼差しのようです。

 のら猫は、一度エサをやったら住み着いてしまう、と聞いたことがあ

るので、私は猫の眼差しに気がついても、知らんぷりをして家に入

ってしまいます。

 私は3~4匹は知っています。

 太ったボス的な黒っぽいヤツ、赤毛の中くらいなヤツ、若いメス猫な

のか、かわいい顔つきで動きも愛らしいヤツ。(でもこれは、どこかの

家で飼われていて、単に私の庭で、そこにいるのら猫に会いに来てい

るのかもしれません。)

 でも、私の家の周りに居つかないように、あまり、馴れ馴れしく、のっ

そりしていると、「コラッ」と不法侵入を咎めるような顔をすると、そそく

さと退散するようにして移動します。

 夜は家の周りを回っているようです。

 というのは、私の家の周りには玄関口などに防犯用の人感感知で、

人が近づいたりするとライトが点くような設備がありますが、それがよ

く、夜にパッとライトが点くことがあります。

 カーテンのすき間から、外のライトの方を見ると、1匹、2匹、3匹とそ

の日によって数は違いますが、昼間の猫たちがのっそり、のっそり ま

るで家の周りを巡回するように歩いています。

 ある時、気が付いたのですが、猫が近づくと感知されてパッとライト

が点きますが、この時猫は、いきなりパッと点いたライトに一切動じる

風がないことです。

 人間だって、いきなりパッとライトが点いて自分が照らされたりした

ら、思わずライトの方を見ると思うのですが、猫はいきなりライトを照

射されたことなど眼中にないように、まったく同じ足取りで、下を向い

たまま、歩行を続けます。

 いつか、テレビで見た事がありますが、山の中で野生の動物の通り

道にカメラとライトを仕掛けておいて、奥山の夜行性の野生動物を撮

った写真が出ていましたが、動物はライトが点いてもなんら動じる風も

なく、同じ足取りで歩を続けていました。

 もちろん、何回目かで慣れているのかも知れませんが、「人間」を意

識して警戒している素振りは感じられません。

 私は初めてこれを見た時、少し奇異に感じたものでした。

 でも実際、その「生態」が私の家でも見られたのです。

 私の家の屋敷内にのら猫が居つくこともなく、通過点として出没して

いることによって、良いこともあります。

 それは、ネズミやヘビが一切姿を見せなくなったことです。

 夜も時々、パッとライトが点いたりして、案外、防犯の役にたってい

るのかも知れません。

 私は、猫たちのパトロールは許すことにしています。



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