世界物語(72)
 タマげた タマタマ信仰?? ブダペストでは女子高生たちが タマタマ タッチで合格祈願!

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  マリア・テレジア時代の将軍の騎馬像だそうです
     さぞ いかめしいお方だったのでしょうが・・・


 ※すべての写真は、クリックして大きく鮮明に見ることができます


 ハンガリーのブダペストの街に観光に出たところ、現地ガイドさんが“おもしろい”ところに案内してくれました。
 そこは 街なかの ちょっとした広場のようなところで、そこには唐突に一頭の騎馬像が立っています。 ところが ちょうどその時、数人の男女の高校生たちが 群がって騎馬像にすがりつくようにして、手を伸ばして騎馬像の下腹部あたりを触っています。そして、楽しそうに 皆で盛り上がっています。

 ガイドさんの説明では、近くに高校があって、その生徒さんたちが大学の受験シーズンになるとやって来て、騎馬像の睾丸にナデナデ触って合格祈願をすると、みごと念願成就する との“信仰”があるのだそうです。
ために、像の下腹部の“その部分”は光って輝いています。

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  光っています ”その部分”

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  この足の部分を手すり替わりにして よじ登るので ここも光っています


 私は ちょうど男女の高校生たちが群がっているところに遭遇したのですが、よく意味がわからなくて、その光景を写真に収めることができずに、一群の高校生たちが帰って行く後ろ姿しか撮れませんでした。

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  ひとしきり、触って 盛り上がったあとで帰って行く女子高校生たち


 では、なぜこんな「信仰?迷信?」があるのでしょうか。
 それは、ハンガリーでは、クローバーは たとえ四ツ葉でなくとも幸運をもたらす とされているのだそうです。 ハンガリー語で「クローバー」は「Lóhere」。 そして「馬の睾丸」も「Lóhere」。 なんと同音異義語!
イワシの頭も信心から・・・。 つまり、四ツ葉のクローバーならぬ 馬の睾丸でも幸運はもたらされるのです。(「特に受験時の幸運を呼ぶ」とされているそうです)

 ありがたや ありがたや。

 かくして 花も恥じらう女子高生といえども、合格のためです。サワサワ タッチします。

 ”信仰“とは ありがたや ありがたや です(笑)(笑)
 

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 付記 
私が撮り損ねてしまった”現場”の証拠写真ともいうべき画像を発見したので、許可を得た上で掲載します。



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   ちょうど触っているところです

  ※ Japán Magyarország Blog (日本ハンガリーBlog)
    ハンガリー旅行記(49): 馬の銅像 より写真を引用



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